クロスバイクに乗って、東京都立川市にある国営昭和記念公園のサイクリングロードで遊んできました。
目次
国営昭和記念公園について
東京都立川市と昭島市に跨る国営公園で、旧立川基地跡地に開設された非常に広大なスペースの公園です。
どれくらい広大かというと、敷地内にあるサイクリング専用コースの全長が14kmもあるくらい。
最寄り駅
JR青梅線
西立川駅
東中神駅
JR中央線・南武線
立川駅
入園料
当日券
大人(15歳以上) 450円
シルバー(満65歳以上) 210円
小人(小中学生)・幼児 無料
年間パスポート
大人(15歳以上) 4,500円
シルバー(満65歳以上) 2,100円
開園時間
- 3/1~10/31
9:30~17:00
- 11/1~2/末日
9:30~16:30
休園日
年末年始(12/31・1/1)
2月の第4月曜日とその翌日
※昭和天皇記念館の休館日は、公園休園日と月曜日及び特別展示・企画展示開催前後の整理期間。
月曜日が休日の場合は、直後の平日。詳細は昭和天皇記念館まで問合せ。
サイクリングコースについて
園内は遊歩道とサイクリングコースが区分けされており、またサイクリングコースは全域一方通行で構成されるため安全な走行が可能です。
自転車は持込み以外にレンタサイクルもあり、休日訪れた状況ではレンタサイクル利用者の方が多いカンジでした。
これはつまり、ロードバイクやクロスバイクのようなハイペースな走行より子供連れでのんびり乗る人が多い状況のため、それを踏まえて利用するのがいいと思います。
国営昭和記念公園全体図
出入口
サイクリングコースの出入口(自転車持込口)は下記5箇所となります。
- 立川口
- 西立川口
- 昭島口
- 玉川上水口
- 砂川口
園内駐輪場
園内には大小合わせて29箇所もの駐輪場があり、各ポイントで自転車を停めて休憩や園内の散策が可能です。
園内レンタサイクル
貸出場所
立川口
西立川口
砂川口
料金
大人 3時間 410円・超過30分ごとに 70円(1日券 530円)
小人 3時間 260円・超過30分ごとに 30円(1日券 320円)
一輪車
国営昭和記念公園では、一輪車の有料貸出も行っています。
サイクリングコースとは別に一輪車専用の乗り場があり、安全に一輪車が楽しめるようになっています。
貸出時間
- 3/1~10/31 9時30分~16時
- 11/1~2/末日 9時30分~15時30分
利用料金
大人 3時間まで 410円 超過30分毎に70円
小人 3時間まで 260円 超過30分毎に30円
一輪車専用コース
一輪車の貸出、及び専用コースは立川口にあります。
サイクリングコースのレポート
国営昭和記念公園は非常に広大な公園のため、出入口が数か所あります。
私は自宅からクロスバイクで20分程度の場所に住んでいるので問題ありませんが、もし遠方から電車で来訪する人は「西立川口」が駅から一番近いので便利です。
持込自転車で入園する人は専用の出入口があり、私は西立川口の自転車持込口より入園します。
西立川口自転車持込口はこんなカンジです。
自転車専用ゲートの注意書き
持込み自転車は私のようなクロスバイクの他、近隣住民だと思いますが普通にママチャリで入っていく人が多いのが意外でした。
たまに、こんなカンジで規制されたりもします。
入口にある入園券売所。ここで入園券を購入して入園します。
入園料は大人450円です。
有料ということに抵抗感を感じる人がいるかもしれませんが、整備された園内の心地良さ、トイレや休憩場所が非常に多く設置されている点など、私はこの値段は普通にアリだと思いますが、みなさんどうでしょうか??
購入した入園券です。
本来、左側半分は領収書として返ってくるようですが、この日は返ってきませんでした。
領収書として保存したい場合は、主張した方がよいかもしれません。
券売機を通過すると、すぐにサイクリングコース全体図と注意事項の看板があります。
初めての方はここで現在地と行きたい方向くらいは確認しておくと良いでしょう。
看板から左手に進みます。
歩道との立体交差です。
国営昭和記念公園は歩道とサイクリングコースを区分けしており、園内ではこのような立体交差が所々にあります。
立体交差過ぎるとすぐに行先表示の看板があります。
園内の交差点にはこのような行先表示の看板が備え付けられており、非常にわかりやすく便利です。
「1」の番号は交差点の番号です。園内の交差点は円形状の交差点(ラウンドアバウト)となっています。
さきほどの立体交差を振り返った写真です。
このように出口箇所は大きく表示されており、わかりやすくなっています。
西立川口のサイクルセンター(自転車貸出所)です。
ここでお金払ってレンタサイクルできます。
写真に写っているような二人乗り(二人漕ぎ)の自転車もあり、主に子供連れの家族などで賑わっています。
サイクリングコースの景観です。
片側通行で非常に安全面の考慮がされたサイクリングコースですが、たまに逆走している人や、しゃがみ込んで木の実を拾っている人がいたりするので、注意が必要です。
ここを走ってみるとわかりますが、ここはのんびり走る人がほとんどなので、某川沿いコースのようなロードバイクがハイスピードみたいな使い道には適していません。
看板表示です。
分岐箇所には路上表示がされています。
先ほどの西立川口から100m程度走ったところにある休憩所です。
トイレとベンチと自動販売機があります。
園内の自動販売機は、全てではありませんが交通系ICカード(PASMO・Suica)に対応しているものが多くあり、サイクリストにとっては毎回小銭を出さなくてよいのは助かります。
園内で水買ったら半分くらい飲んで、残りはボトルケージにセットします。
園内はゴミ箱も多数設置されているので、飲み終わったら近隣でポイできて便利です。
1番のラウンドアバウト(円形状交差点)です。
冒頭のサイクリングロード全体図では「第1サークル」となっています。
行先表示板です。
静止していると非常にわかりやすいですが、走りながらだと・・・
行先表示板で見過ごしても、路上表示がでっかく書いてあるので安心です。
これも見逃してしまったら、ラウンドアバウトなので無理に停車しないでもう1週周ればよいだけです。
駐輪場番号「P16 みんなの原っぱ南」です。
園内の駐輪場はこのような看板で付近の施設を表示しています。
P16にはこのようなサイクルラックがありました。
意外に?園内にはサイクルラックが少なかったです。
私はサイドスタンド付きのクロスバイクなので不自由ないですが、ロードバイクの人もそこそこいるので、もう少し増やしてもらえるといいのになーと思います。
P16駐輪場の目と鼻の先には、みんなの原っぱ南売店と休憩所があります。
この売店は通年営業されており、軽食もあり便利です。
飲み物の他、焼きそば、おでん、おにぎり、アイスクリームなどなど。
売店前にはゴミ箱が設置されています。カン、ペットボトルの他、もえるゴミ、もえないゴミの4つです。
みんなの原っぱ全景。
国営昭和記念公園の中央に位置する、一番広い原っぱです。
テント作って休憩したり、バトミントンしたり、みんな自由に過ごしています。
売店の向いには、屋台の出店がありました。
これはケバブ?屋さん
うどん屋さん
焼きそば、豚汁屋さん
ラーメン、カレーなど。
これらの店舗は通年営業ではなく、期間限定店舗のようです。
ここ以外にもこのような店舗が何か所か営業されているので、走りすぎてハンガーノックに陥っても園内で食いっぱぐれることはありません。
先ほどのみんなの原っぱから少し走ったところにある、「P18 バーベキューガーデン」駐輪場です。
P18駐輪場の全景です。
園内をざっと見渡してみたところ、ここでスペース的には中くらいといったところでしょうか。
撮影日は日曜日でしたが、どこに行っても満車になるようなことはなかったです。
自分のクロスバイクの写真を1枚。
こんな風に非常にゆったり停めれるので、安心です。
バーベキューガーデンの様子。
私は使ったことないですが、手ぶらでバーベキューなんかもできるみたいで休日はいつも盛況です。
次の駐輪場の予告表示板。
この看板を意識しておくと、うっかり通り過ぎちゃうことが無くなります。
中央部ではおよそ100m毎に駐輪場があるカンジで、非常に多いです。
途中の立体交差。
玉川上水口手前の直線路。
街路樹で、非常に好きな景観です。
このようにいろんな景色が見れるのも、この公園のいいところです。
玉川上水口を園内方向から。
立川口などに比べると来訪者が少ないせいか全体的に小さ目の施設ですが、あえての?木造で非常に雰囲気あっていいカンジです。
玉川上水口は、入場口としては非常に小ぶりですが、その付近にある最寄施設は非常に濃いです。
「ドラゴンの砂山」って、いったいなんでしょう?
玉川上水口から振り返った景観。
玉川上水口からしばらく進んで、今度は砂川口。
砂川口はすごく立派なつくりです。
屋内の無料休憩所完備
砂川口を園内方向から。
自転車持込みの場合は向かって一番左の通路を通ります。
砂川口のサイクルセンター
撮影当日、小さい子供連れのご夫婦がレンタサイクルの支払いでカード払いできないか?と係員の方に確認してましたが、カード払いは不可能とのことです。※2019/9/29の状況
東京都内の国立公園ということもあり、園内は意外に外国人が多いように見受けられました。
入園料含めてカード払いできるようになると便利だと思います。
砂川口は一般入場口と自転車持込口が同一のため、入場後に歩行者と自転車が区分けされます。
当たり前ですが、歩行者区間は自転車禁止、自転車区間は歩行者禁止です。
↑子供は自転車で、親は歩きでそれをサポートしたい、という相談をしている家族がいましたが安全性の問題でNGとなります。
砂川口サイクルセンター付近に有料ロッカーがありました。
手荷物の保管が必要な場合は便利ですね。
砂川口から立川口方向へ
園内のサイクリングロードは緩やかな上りと下りがあります。
上りといっても、本当に緩やかなものなのでビビることはありません。
広大な園内で迷って入り込んでしまう人がいるのか?路上に「自転車専用道路」と表記してます。
またまた立体交差。場所はみんなの原っぱ中央。
立川口のサイクルセンター
立川口の自転車持込口を園内方向から
近くにドッグランがあり、犬連れの人が付近を横断するため要注意
この先がドッグラン
続いて、昭島口
昭島口の最寄駅はJR青梅線の東中神駅ですが、ちょっと遠いので徒歩の場合は覚悟しておくべし。
昭島口にある管理棟
入口奥に掲示されていましたが、赤ちゃん用の休憩スペースがありました。
昭島口の駐輪場
なぜか、ここの駐輪場が一番混んでました。
この日は昭島口から退場しました。なので、昭島口を入口側から1枚。
昭島口の入口
昭島口の入口の入口(公道に面した入口)
入口の入口があるくらい、でかい公園ってことです。
まとめ
国営昭和記念公園のサイクリングコースを中心としたレポートでした。
良いところ
- 全長14kmのサイクリングコース
- トイレなど休憩所が多い
- 園内で食事もできるため、一日過ごせる
- 有料だが駐車場も完備されているため、クルマで自転車持ち込んで遊ぶことも可能。
(初心者はこういうところで練習してから公道デビューすると安心だと思いました)
悪いところ
- 園内のつくりはよくできてるが、たまにルール無視の逆走車やサイクリングコースで木の実拾ってるなど危ない人がいる。
(取り締まりがないので、ある意味やりたい放題) - 休日は親同伴で小学生以下の小人が走ってたりするので追い越しには注意が必要
(急に進路変更してくるので非常に危険)
これがあると安全・便利
(安全)ベル
園内サイクリングロードは子供連れなど非常にのんびりしたペースで周回している人が多く存在します。
クロスバイクやロードバイクを持込んで走ると追い越しの連続になり、この点について結構なストレスになります。
特に小学生など小さい子供は、思いがけない蛇行運転をいきなりしてくるため非常に危険です。
接触事故を回避するためにも、追越し時の存在アピールにベルがあると安全です。
[itemlink post_id=”816″]ベルが無いと追越しが本当に地獄です。。
(安全)ミラー
サイクリングコースは場所によっては意外に車幅が狭いことがあります。
キープレフトできていれば問題無い範囲ですが、それでも追い越される場合はドキっとする時があります。
(なので、事前にベルなどで教えてもらえると双方安全だと思います)
ミラーを設置して、後方の安全確認を行えると安心です。
[itemlink post_id=”817″](安全)明るいライト
14kmものサイクリングコースなので、何箇所か人が横断するポイント(横断歩道)があります。
また、本来あり得ないことではありますが、ルール無視で園内の歩行者がいきなり横断してくることもあります。
先ほどのベルもそうですが、自分の存在を周囲にアピールすることが接触事故の回避につながります。
[itemlink post_id=”818″]こちらの商品のように800ルーメンくらいの明るさだと、遠方からの存在アピールに充分通用します。
また、夕方の帰り道などでも安心です。
(ダイエット)サイクルコンピューターと活動量計
ダイエット目的の人のために、サイクルコンピューターと活動量計をおすすめします。
私は3年ほど前にダイエットに挑戦し16kgの減量に成功しました。
この減量成功の追い込みに役立ったのが「サイクルコンピューターと活動量計を使用した自転車ダイエット」です。
大切なのは有酸素運動
国営昭和記念公園のような長距離のサイクリングコースは自転車ダイエットに非常に効果的と考えます。
ダイエットで自転車に乗る場合「有酸素運動」を意識することが大切です。
自転車における有酸素運動は「低負荷を保ちながら一定のペースで走り続ける」のが理想的です。
公道と違い、ゴーストップや激しい上り坂の無いサイクリングコースは環境面において上記の条件が揃っていると言えるでしょう。
コースの条件が揃うと残るは「低負荷を保ちながら」の部分になりますが、これは心拍の管理となります。
サイクルコンピューターと活動量計は以下の分担で心拍の管理が可能となります。
- 活動量計
心拍センサー(腕時計のように手首に巻いておくことで心拍を計測してくれる) - サイクルコンピューター
心拍モニター(アラーム警告・リアルタイム表示可能)
ここではガーミンの活動量計とサイクルコンピューターを紹介していますが、この二つは連動が可能です。
活動量計で心拍を計り、その状況をサイクルコンピューターに表示することができるのです。
また、サイクルコンピューターは心拍値のリアルタイム表示の他、設定値を外れるとアラーム音で知らせる機能を持っています。
実際、乗ってる最中はサイクルコンピューターを見続けることは不可能なため、サイコンに設定した心拍数でアラームが鳴るこの機能が有効となります。
またこの二つは、ガーミンのスマートフォンアプリでデータ管理ができるので、運動後の振返りにも非常に便利と言えます。
(参考)脂肪燃焼効率の良い心拍数の求め方
「最大心拍数の60~80%」が脂肪燃焼効率の良い心拍数と言われています。
この割合(60~80%)ですが、およそ下記のような判断基準で決めることができます。
60%:体力に不安がある人
70%:普通の体力と思われる人
80%:体力に自信がある人
「最大心拍数」ですが、これは運動負荷を上げていき、もうこれ以上がんばれない時の心拍数が最大心拍数になります。
正確な計測はランニングマシンなどを使用して計測するのでしょうが、なかなか現実的ではありません。
実測以外でも次のような計算から、最大心拍数を大雑把に推定することができるので、一般的にはこの方法で最大心拍数を求めます。
- 最大心拍数=220-(年齢)
これに先程説明した脂肪を効率よく燃焼するための割合をかけて目標心拍数を設定します。
例:年齢35歳の男性が運動強度の70%で行う場合
- 最大心拍数:220-35=185
- 脂肪燃焼効率が高い心拍数(70%計算):185×0.7=130
- 心拍アラームの上限値(80%):185×0.8=148
- 心拍アラームの下限値(60%):185×0.6=111
ここで、心拍数「130」が一番効率良いことがわかります。
スマホアプリでその日の運動を振り返る場合は心拍数「130」を維持できていたかが評価ポイントになります。
サイクルコンピューターにセットする心拍アラームの閾値ですが、私の場合は上下10%程度でセットしました。
(なので、80%の値と60%の値を算出しています)
心拍数はどうしても上下してしまうものなので、あまりシビアにセットするとピーピー鳴りっぱなしになって現実的な管理にならなくなってしまいます。
何度かやってみて、自分にとって適正な閾値を決めるのがベターです。
閾値が決まれば、あとはアラーム音のしない範囲で一定ペース漕ぎ続けるだけです。
ちなみに、有酸素運動で脂肪が燃焼しはじめるのは運動開始から20分以上経過してからと言われています。
やってみると分かりますが、最大心拍数の70%程度だとそんなにキツい運動ではないので、1時間くらいは連続して行えるとダイエット的には効果的だと考えます。
おすすめの活動量計とサイクルコンピューター
活動量計
- GPSでランニング/ウォーキングの距離、ペース、ルートを記録します。
- 一日中着用できる快適なバンド、日光下でも見やすいタッチスクリーンディスプレイ。
- ステップ数、距離、カロリー、登った階数、アクティビティの強度、心拍数を手首で計測します。
- メール、通話の着信、SMS、ソーシャルメディアのアラートなどスマート通信一式を手首で受信できます。
- Garmin Connect™ Mobileに自動同期し、フィットネスチャレンジに参加したり、データを確認したり、スマートコーチングを受けたりできます。
(GARMINより引用)
サイクルコンピューター
- Edge® 25J は、ライドから時間、距離、総上昇量、位置など重要な統計情報をキャプチャします。
- 心拍数ストラップとペアリングすると、心拍数や心拍数ゾーンを記録でき、いつ目標に達したかを把握できます。
- また、心拍数の互換性により、ライド中の消費カロリーも正確な情報を提供します。
(GARMINより引用)
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