書くことの基本とは?

明文、短文

文章をわかりやすく書く =明文化
全体の長さを抑え、できるだけ短く文章を書く =短文化

言葉と内容の重複を発生させないようにし、シンプルな文章を心掛ける

起承転結

  • 起:事実、現象、目標などを最初に提示する「書き出し」部分
  • 承:それを受けて、「話を広げる」部分
  • 転:別の分野へと転じて「話を発展させる」部分
  • 結:だからこうなのだ、という「結論を示す」部分

5W1H(または※を入れて6W2H)

  • いつ(When)
  • どこで(Where)
  • だれが(Who)
  • 誰に(Whom)※
  • なぜ(Why)
  • 何を(What)
  • どのように(How)
  • どれくらい(How many)※

主語と述語は離し過ぎない

A:私が(主語)明日大阪に出張して使う会議資料を作ります(述語)
B:明日大阪に出張して使う会議資料は私が(主語)作ります(述語)

Aは誤解しやすい文章になっているが、Bは明確

漢字比率を上手く調節

一般的な大人は、漢字比率30~40%くらいが読みやすい文章と感じる。
小説やエッセイなどは30%、ビジネス書や仕事の書類で40%くらいがよいとされる。
漢字が多い時は全てを変換せずに、ひらがな、カタカナを意識的に残すことで読みやすい文章になる。

明文のポイント・1-1の原則

  • 1文1情報
    1つの文章には1つの情報だけを入れる
  • 1文章1件
    とくにビジネス文章などでは1つの文章に1つの件名だけを入れる
  • 1文章1対象
    1つの文章(文書)は特定の対象者だけに宛てる
  • 1文書1枚
    仕事の文章はできるだけ1枚(1画面)におさめる

推敲(すいこう)

書き上げた文章を(送信・公開前に)自分で何度も読み返しながら、文字や表現や構成を直していく作業。
文章は一度の書き上げでは完成しないことがほとんどのため、推敲は非常に大切な作業。
ブログの場合は送信・公開後においても、定期的に文章の棚卸することによって、読みやすいブログに育っていく。

箇条書き

複数の情報はつなげて書かずに、箇条書きにする。

書き出しの1行を大切に

ブログならタイトル、本だと背表紙?
人が興味を持つ1行を。
書き出しが良いと、読者は読んでくれる(ダメだとそれ以上読まない)

最初の1文は1行で終わらせる。
ダラダラ書いてしまうと、読者の胸に響かない(ってかイライラする)

目次と見出しを上手に活かす

ブログの読者は読んでるのではなく、見てる。
長い文章なんか全然頭に入らない。

目次と見出しで訴えるような文章を。

言葉のストック

日本語は世界一、表現の種類が豊な言語といわれている。

人を誉めるコトバを自由でいいので、何個書けますか?
「かっこいい、かわいい、笑顔がステキ、やさしい、親切、、」
100でも200でも存在するはずが、意外に出てこない。
好きなコトバに出会ったら、自分の中の引き出しにしまっておこう。
コトバのレパートリーが増えると、文章も書けるようになってくる。

書けない時は

環境を変える。散歩してみたり、風呂に入ってみたり。
環境変えると、意外にコトバが頭の中に浮かんでくる。
血行が良くなるから?自分の場合は、なぜかお風呂が多い。

声に出して読み返す

推敲は、なるべく声に出して読み返す(声出せなければ心の中で声を出す)
文章の区切りが適切か、1文の長さは適切か、重複している箇所はないか、などなど。
直後ではなく、できれば少し間を空けてからやると効果的。

刈り込み(出版業界用語)

美しい文章は初稿から2~3割減らした状態のものが多い(プロのお話)

書く時はあえて多めにコトバを放り込んでおき、あとで2~3割減らしていく(これを刈り込みと言うらしい)

  1. 余分な接頭語、接続詞、形容詞
  2. まわりくどい表現
  3. 同じことの繰り返し
  4. そもそも不要な文章

上手く刈り込めると、最初に比べてダイエットされた素敵な文章に。