クロスバイクに乗って、地元八王子の武蔵陵墓地(多摩御陵)を参拝してきました。
過去何度か行っており、毎回何も変わらず同じ風景なのですが、現実から離れたような空間に思えてそれが好きで度々訪れています。
墓地内部の幻想的な景観に加え、正門に至るケヤキ並木の広い道路は秋(11月)になると紅葉して非常に美しい通り道となります。
浅川サイクリングロードの途中「南浅川橋」から非常に近い場所にありますので、サイクリストの人はこれを機会に行ってみて頂けると幸いです。
浅川サイクリングロードの案内は下記記事を参照ください。
また、近隣の高尾駅から参拝する人向けに、この記事の最後に高駅北口からの徒歩マップを掲載しております。徒歩の方はそちらをどうぞ。
目次
名称について
私は八王子を地元とする昭和生まれの中年男性でして、子供の頃(つまり昭和の頃)は「多摩御陵」と称していました。
今でも自分の中では多摩御陵の方が分かりやすいのですが、昭和天皇陵が造営された現在は武蔵陵の方が正解ですね。
というわけで、今回訪れたのは大正天皇、昭和天皇の埋葬される皇室墓地です。
参拝
ケヤキ並木~正門
都立陵南公園を過ぎて、正門に続くケヤキ並木です。
300mほどの直線路に約160本のケヤキが植えられているそうです。
このケヤキ並木が始まる場所は下記のあたりです。
正門が見えてきました。
左手には高尾警察署の警備派出所があります。
正門~駐車場(駐輪場)
正門通過すると更にその奥に門があります。
駐車場は正門入って左手にあります(無料です)
正門入って横の駐車場入口です。
駐輪場もこの中にあります。
広い駐車場です。
全景が写せなかったのですが、左手にもまだまだスペースがあります。
何度か参拝してますが、駐車場は空車スペースがたくさんあります。
自転車はそのまま奥に進みます。
駐輪場です。さすがにバイクラックはありません。
自転車で来る人はあまりいないのか、毎回自分の自転車しか停まっていないです。
駐輪場の近くにあるトイレです。
トイレはこの1箇所のみですので、最初に済ませておくといいでしょう。
中門
奥に見えるのは警察車両で、武蔵陵墓地は常時警備のための警官がいます。
中門です。左手に案内板があります。
武蔵陵墓地案内図です。
順番に参拝する場合は一番奥の多摩陵から順にまわると良いです。
- 多摩陵・大正天皇
- 多摩東陵・貞明皇后
- 武蔵野陵・昭和天皇
- 武蔵野東陵・香淳皇后
表参道
中門通過し、そのまま奥に直進すると表参道です。
参道に植えられているのは「北山杉」だそうです。
この杉の木が荘厳な雰囲気を演出しているように思えます。
20mを超す北山杉が120本植えられています。
中門から多摩陵に至る、この表参道は約500mほどの距離です。
場内の分かれ道には行先案内板があります。
多摩陵 大正天皇
多摩陵前の広場です。
中門にあった案内図はここまでになってますが、まだまだ奥に広大な敷地が続いているように見えます。
大正天皇陵「多摩陵(たまのみささぎ)」1926年(大正15年)崩御
中門の案内図にありましたが「上円下方」と呼ばれる陵形で、ドーム型の円墳となっています。
武蔵陵墓地にある4つの陵は全てこの形状で、小学生の頃に教科書でみた古墳の形状そっくりに見えます。
また、天皇陵は江戸時代以降から全て土葬が続いているそうで、大正天皇、昭和天皇も土葬です。
(上皇陛下に関しては現代社会で一般的な火葬を希望されており、御陵の縮小化などご意向を発表されたそうです)
いろいろな面で現代社会の通例とは一線を画するお決まり事を知ると、やはり皇室は特別な存在だと感じます。
多摩陵の右隣に多摩東陵があります。
多摩東陵 貞明皇后
貞明皇后陵「多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)」1951年(昭和26年)崩御
西参道、新参道
西参道を経由して武蔵野陵へ向かいます。
新参道のあたりです。
この辺は庭園のような雰囲気でした。
武蔵野陵 昭和天皇
昭和天皇陵「武蔵野陵(むさしののみささぎ)」1989年(昭和64年)崩御
一見すると大正天皇陵と同じ形状に見えますが、上円部の丸みがなだらかになったり、墳丘がある段までの高さを低くしたりと、威圧感を減らす試みがなされているそうです。
武蔵野東陵 香淳皇后
香淳皇后陵「武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)」2000年(平成12年)崩御
昭和天皇陵の南東に位置しています。
天皇と皇后は隣接した別陵で埋葬されていますが、上皇陛下におきましては皇后さまと同じ御陵に埋葬する「合葬」の意向を示されたと言われています。
ただ、皇后さまが「畏れ多い」と遠慮されたことを踏まえ、同じ敷地に寄りそうかたちで御陵を造ることになったとか。
北参道~中門へ
お帰りは北参道を通って中門へ戻ります。
北参道も杉の木が両面に植えられて、表参道と同じく荘厳な雰囲気です。
中門が見えてきました。
これにて1周してきたことになります。
武蔵陵墓地について(基本情報)
- 所在地 :東京都八王子市長房町 武蔵陵墓地
- 参拝時間:午前9時から午後4時まで
- 交通機関:JR・京王「高尾」駅北口から約1kmほど(徒歩15分)
- その他
入場、駐車場、共に無料
正門場所の地図表示は下記の通りとなります
【参考】高尾駅北口からの徒歩ルート(約1km・15分程度)
JR/京王の高尾駅北口から武蔵陵墓地まで距離にして約1km、徒歩15分くらいの道のりです。
高尾駅から正門までのルートを写真解説します。
最初にルートマップです。緑色のルートを通っていきます。
順番的には以下の通りで、歩いてみるとさほど難しくありません。
- 高尾駅北口を出て直進
- 廿里町の信号を右折
- 高尾街道陸橋をくぐる
- 道沿いに直進
- 武蔵陵墓地正門
スタート地点の「高尾駅北口」です。
北口出たらそのまま直進します。
50mほど進むと甲州街道との交差点となります。
信号渡って、そのまま直進します。
若干狭い歩道ですが、そのまま直進です。
左手に「武蔵陵墓地 信号右折1km」の看板が出てきますので、信号まで直進します。
「廿里町(とどりまち)」の信号を右折します。
高尾駅北口からこの交差点までが200mほどです。
右折後、道なりに直進します。
廿里町公会堂の前をそのまま直進します。
高尾街道の陸橋が見えてきますので、そちらに向かって直進です。
高尾街道陸橋沿いを直進します。
高尾街道陸橋の下をくぐります(左折)
高尾街道陸橋くぐると、左手に「昭和の散歩みち」というインフォメーションマップが現れます。
道順は壁沿いに直進です。
冒頭の説明に使用したマップはここにあります。
壁沿いに直進していきます。
武蔵陵墓地駐車場が現れます。
行先案内に従って直進します(あと少しです)
武蔵陵墓地正門が現れます。
ケヤキ並木側からの写真ですが、実際には左手に正門が現れるかたちとなります。
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